暗き火に入る虫の群れ
先頭は、目つきの悪い髭面の男。
続いて、きらびやかな服をまとった貴婦人。
しんがりに、ぼさぼさの黒髪と風変わりな目の少年。
近からず遠からず自然な距離を保って歩く三人。
三人のルナ、夜を歩くものたちの目指す光は
無垢な心の輝きか、邪剣の炎の灯火か。
いずれにせよ、彼らにとっては眩しすぎ、熱すぎる
登場キャラクター紹介 | |
ウィル・ド・メーヌ | グラディウス=エルス=エフェクトス 家柄だけが良いド・メーヌ家の嫡男。 家に代々伝わる剣クレマティオを浄化するため、お供に亀を連れて旅をする。 ○友人:ロレッタ 家族ぐるみで古くからの友人。 ◎秘密:シャルル シャルルのルナ時代を知っている。 |
シャルル・クローディオ | ルナ=エフェクトス=クレアータ 元盗賊の少年だが、実はクレアータ。そしてガラス細工のような『切篭の目』の持ち主。 現在は自分探しの旅の途中だが、ロレッタに惹かれて同行している。 ○慕情:ロレッタ 説明は難しい。この温かい気持ちはなんだろう。 ☆強敵:トゥ 油断ならない相手だと警戒している。 |
ロレッタ・シルヴィアーノ | コロナ=アングルス=マーテル 家に所蔵されていた聖なる衣を、その好奇心から魔神に奪われてしまった。 それを取り戻すため旅立った、かなり方向音痴で心優しいお嬢様。 ◎友人:ウィル 昔から親しくしている友人。 ○幼子:シャルル ほうっておけない弟のような存在。 |
トゥ | ルナ=イグニス=ウェントス やたらと態度の大きなルナの…一応少年。 だがその容貌は、エステルランド王国第一王女ヒルデガルドと瓜二つ。 ☆慕情:ロレッタ なぜか関わりたくなる。話せば話すほど遠い存在なのに。 |
ミットロット | シャルルのルナ時代の”教育係”。要するに三下のチンピラ。 |
大司教エフレム | 暗き炎の教団の大司教。 |
ヒルデガルド王女 | エステルランド王国第一王女。14歳の可憐な少女。 |
ミスティナ | ロレッタ・の幼馴染。家出をしていたが、現在は王女付きの騎士。 |