星降る夜の記憶 [導入ステージ]
シーン1
GM ではまずアリアンのシーン。前回のエンディングの続きから。
アリアン 前回の一番最後から?ラギスさんの面会謝絶が解けたというので、病室に駆け込み、どさくさにまぎれるようにラギスさんの首っ玉にかじりついて…
デイヴィッド カプカプカプ!「これが竜血か」(笑)
ラギス 食われる!(笑)
アリアン そしてワーワー泣いたよ。「ラギスさん。助かって良かった…」
GM ラギスさんは登場で。
アリアン そして、ラギスさんの胸に耳をあててみる。「本当にラギスさんが死んでしまうんじゃないかと思って心配しました」
ラギス 「あぁ、皆のおかげで助かった」
アリアン 「私何もしてない!でも本当に良かった。ちゃんと休んで体力を回復してからじゃないと、次に何かしに行くとかはダメですからね」
ラギス 「…仕方あるまい」
GM そんなところで、ラギスさんがアリアンを見ていると、アリアンから鼻血がタラッと流れ、アリアンは急に激しい頭痛に襲われる。
アリアン 頭痛って初めてだよね?昔は心臓が悪かったし。
GM そうだね。特に心臓の問題ではなさそうだ。アリアンにはガツンとくるようなものだね。
ラギス 「おい!しっかりしろ!」
GM そして、耳からも血がでる。
アリアン エー!そのままラギスさんの上に倒れる。
GM そうだね、アリアンは白目をむいて、泡を吹いて倒れる(笑)。
アリアン なんでそんな!もっときれいな表現にしようよ。本編の唯一のヒロインなんだから、鼻血と耳血でとめておこうよ!
デイヴィッド いや、鼻血の時点でヒロインからおちてる(笑)。
GM ではそういう状態で、アリアンの意識を失う。
ラギス 「おい!しっかりしろ!グリゼルダ、デイヴィッドいるか!」
シーン2
GM 次はデイヴィッド。ラギスさんは登場で。デイヴィッドやグリゼルダが呼ばれてあたふたするのだよ。まあ、あたふたするのはデイヴィッドだけか。
デイヴィッド ではアリアンをベッドに運んでからあたふたするよ。
GM 「…まあ、このまま寝かせておいたら大丈夫なんじゃないの」とグリゼルダが言う。
デイヴィッド 「本当ですか!これで大丈夫なんですか!明らかにおかしいでしょこの状態。だって泡吹いてますよ」
アリアン 泡は吹いてません!(笑)
GM ではラギスさんのベッドの隣に、アリアンを寝かせ五日後。デイヴィッドは様子を看に来ているのか、ずっといるのか…どうする?
デイヴィッド どうしようかな。まあそこは良くわからないが、たまたま冷やしたタオルを換えているところにしよう(笑)。
GM ではラギスさんもちょうど目を覚まして横にいるところで、アリアンは目を覚ます。
アリアン まだ痛いの?
GM いや、どこも痛くはない。
アリアン じゃあ、普通に朝目を覚ましたような感じか。
GM ただ、君の目の前にはタオルを換えようとしている知らない人の顔が。
アリアン え?知らない人?
デイヴィッド 「気づきましたか?アリアンさん」
ラギス 「目覚めたのか?」
GM では、横には角の生えたオウガであろう大きな人が寝ている。
デイヴィッド 「おお、良かった良かった!大丈夫ですか?」
ラギス 「五日も寝込んだから心配したぞ」
アリアン 「……えーっと……」
デイヴィッド 「良かった良かった。ではグリゼルダさんも呼んできましょう。グリゼルダさーん!」と、シーンプレイヤーが退場すると困るので、戸口から呼ぶ(笑)。
アリアン 「えーっと、どちらさまですか?ここはどこ?」
GM 知らない人に知らない場所だ。
ラギス 「フム?」
デイヴィッド 「大丈夫ですか?五日も寝込んでますからちょっと意識が混濁しているのでしょう」
アリアン 「私、なんでこんなところで寝ているんですか?」
デイヴィッド 「それは私が聞きたいぐらいですよ。急に倒れてしまったんですから」
ラギス 「あの戦いで無理がたたったんだろう」
アリアン 「戦い?」
GM アリアンには何を言ってるんだろうとしか思えない。
デイヴィッド 「アリアンさんも相当頑張っておられましたからね」
アリアン 「えっと、何で私の名前を知っているんですか?」
デイヴィッド 「…まあ、ちょっとお疲れなんでしょう。もう少し寝ていてくださいよ」
アリアン 「ちょっ、ちょっと!」といって立ち上がって、廊下に出る。
デイヴィッド 「まだ無理はいけませんよ!ふむ、思った以上に混乱しているようですね」
GM では、廊下にでてしばらくすると、そういえばと二人のことを思い出してくる。
アリアン えっ!今?「あっ、ああ!」ってどのくらい思い出すの?
GM 普通に全部。むしろ、なんで忘れていたんだろうって思うぐらいに。あと、ついでに言うと、ロヴレンドとの戦いの子細については思い出せない。デイヴィッドとラギスさんと山に登りにいったはずだよなぁとかぐらいに曖昧だ。
アリアン 戦いの記憶があんまりないの?ロヴレンド見た記憶とか。
GM そうだね、ロヴレンドに啖呵切った記憶はある(笑)。でも、結果どうなったかという記憶が漠然としている。
アリアン まあ、あんだけ啖呵切って、生きているっていうのは勝ったんだろうって感じかな。
GM そうだね、そんな感じで。
アリアン では、廊下で散々大騒ぎしてから、ちょっと照れながら帰ってくる。「…すみません。ちょっと混乱していたみたいで」
デイヴィッド 「そうでしょう、そうでしょう。だから早く寝てくださいって言ったじゃないですか」
アリアン 「元気は元気なんですけどね」
ラギス 「それなら良いが…」
デイヴィッド 「イヤイヤイヤ、まだその状態では元気とは言えないでしょう。もうしばらく、安静にしておくべきですよ。五日も寝込んでいれば、記憶も曖昧になるのもしょうがないのかもしれませんが」
アリアン 「すみません。ごめんなさい。よりにもよって二人のことを忘れるなんて…」
デイヴィッド アリアンはずっと意識不明みたいな寝方をしていたんだよね?
GM うん。別にうなされているとかはなかったけど、ただ起きなかった。
デイヴィッド 「原因もわからずそんなことになったんですから、まだどんなことが起きるかもわかりません。もう少しゆっくりやすんでくださいよ」
アリアン 「…ロヴレンドは倒したんですよね?」
デイヴィッド 「はい。その辺は記憶が曖昧ですか?」
アリアン 「はい。まだちょっと変みたいです」
デイヴィッド そのあたりはかいつまんで説明するよ。
アリアン 超ラギスシフトとか?(笑)
デイヴィッド いや、そこはいいや(笑)。
GM 説明されれば、あー、そんなこともあったなぁと思い出してくる。
アリアン 「頭打ったのかなぁ」
デイヴィッド 「そうですね、吹き飛ばされたりもしましたし」
アリアン 「やっぱり、無理は禁物ですね」
デイヴィッド 「そうですよ。まあ、ラギスさんもこうやって寝込んでいる状態ですから…」
アリアン 「ラギスさんもだし、デイヴィッドさんも一休みしないとですよね。ずっとこうやって看病してくれてたみたいだし」
デイヴィッド 「まあまあ、私はとりあえず元気ですから。他にもグリゼルダさんとかいますし。とりあえず、アリアンさんは寝ててくださいよ」
アリアン じゃあまた、お布団に包まって寝ます。
シーン3
GM ラギスさんが十分に動けるようになるまで三週間ほどかかります。その間とか後ににやりたいことがある人?
ラギス アリアンのいないシーンで、グリゼルダに何があったか聞いておきたい。
GM じゃあ、とりあえずラギスさんのシーンをやっておく?ちなみに、ここは本シナリオ以前の話で前回の後始末だから(笑)。
アリアン では私は治ったっていうんで、外に温泉を汲みにいっていることにしよう。
GM アリアンは起きてからは特に何もないからラギスさんのシーンでいこうか。
GM ではアリアンが出て行って、グリゼルダがラギスさんの様子を看にきたところ。「どーお?」
ラギス 「徐々には良くはなってきているのではないのか?」
GM 「まあ、そんな感じよね〜」
ラギス 「それよりもアリアンの事だが、アレは一体どうしたのだ?何か無理をしたのだろうか?」
GM 「あ〜、まあね。あの子、ロヴレンドと対峙したときに、アレやったでしょう?…ってアレって知らないっけ?」
ラギス 多分、”消散の秘儀”の事自体は知らないんじゃないのかな?前回も、そんな直接的な説明は聞いてないし、そんな詳しい話は知らないと思うよ。
GM そうだね。何らかの指導を受けたって話しか知らないね。「まあそうだねぇ。これからの事もあるし、教えておこうか。いいかい?」
アリアン アリアンがいたら絶対止めますが…。
GM グリゼルダさんはその辺気にしないので。「あの子はもともと、”消散の秘儀”とかいう、ちょっとした特技が使えるのよ。もともとは私が作ったようなものなんだけどね。何があったかはしらないけど、あの子はそれが使えるのよ。まあ、なんていうか…その代償?」
ラギス 「…ふむ」
GM 「”消散の秘儀”について簡単に話せば、物品とかその手のものをぶっ飛ばすっていう…」とその辺は教えてくれる。「…でまあ、ロヴレンド相手に”消散の秘儀”を使ったんだろうね」
ラギス 「そのようだな」
GM 「ロヴレンドの腹掛け自体は、ちょっとした凄いアイテムで、その程度っていうレベルだから、あの子自体に大した影響はないんだろうけどね。まあ、そのバックドラフト的なものだとは思うわよ」
ラギス 「そうか…」
GM 「…あの子、ああいう子だから。いつか自分を吹っ飛ばすわよ」
ラギス 「危険だな」
GM 「まあ、その辺は本人には教えたんだけどね。使う時はくれぐれも注意しなさいって言ってはあるんだけどねぇ…。ただ、…いや、何でもないわ」
ラギス 「今回でもこのようなことになるぐらいなら、もう使わせる事があってはならないのだが」
GM 「う〜ん。多分、そうはいかないと思うけど」
ラギス 「しかし、使うことで命を脅かすようなものを使わせるわけにはいけない」
GM 「…まあ、そうよねぇ」と言って、グリゼルダさんはそそくさと部屋を出て行くかな。
シーン4
GM では、次はアリアンのシーン。アリアンが温泉を汲みに行ったところに、グリゼルダさんは来るよ。「ア〜リア〜ン」
アリアン 「こんにちは」
GM 「こーんにちは」
アリアン 「こんにちは」
GM 「はい、こんにちは」
アリアン 「こんにちワン!」(笑)
GM 「はい、よしよしよし」(笑)
アリアン ポポポポーン!(笑)
GM 「ねぇ、あんた。ラギスがアンタの事ずいぶん心配してるけど、話してないの?」
アリアン 「話しちゃったんですか?私の”消散の秘儀”の事を」
GM 「話ちゃったわよ?」とサラッと。「そしたら、ラギスったら、渋い顔をしちゃって、そんな事なら二度と使わせたくないとかそんな事言っちゃって」
アリアン 「多分、そんな風に言われると思ったから言わなかったんです。心配させてしまうと思って…」
GM 「その辺は知らないけど、まあ、少なくともシェルフェンを倒すんだったら、必要だと思うわよ。私もラギスに伝えるのはどうしようかなぁと思ったけど、言っちゃったら言っちゃったでまた、アンタ達の仲もまた面倒くさいことになるんでしょ?」
アリアン 「…はい。他の方法とかないんですよね?」
GM 「ない!(断言)」
アリアン 強い(笑)。
GM 「探す努力はしてもいいけど、私だって何年かかってこの結論にたどり着いたのか。もう、目元の小じわとか増えちゃうぐらいよ」(笑)
アリアン 「…ないですよ?」(笑)
GM 「そうね。まあ、もちろん他の方法も無いわけではないと思うわ。でも、それを探すとなったら相当な労力が必要よ。デイヴィッドならなんとかなるかもしれないけど」
アリアン 「デイヴィッドさん以外みんな死んじゃいます」(笑)
GM 「私は今が、シェルフェンを倒す何千年に一回かの好機だと思うわよ。私は、ここにこもっていれば大丈夫だし、私自身は何千年とかこもっていても大丈夫なんだけど。まあ、そこはむしろ、アンタ達の問題だと思うから」
アリアン 「そうですよね」
GM 「少なくとも、ラギスはそういう風に思っているみたいよ。多分、デイヴィッドにしたって。…デイヴィッドは知らないけど。…ちょっとデイヴィッドに言ってくるわね」(笑)
アリアン 「待って!もう広めないでください!…どんな代償があるのかは知っていて使うんだから、自分の責任です。私も自分の責任ぐらいは自分で考えられるんです」
GM 「でも、アンタ記憶跳んだでしょ」
アリアン 「でもすぐ戻ってきたし」
GM 「そりゃ今回はね。ずっと戻らない事もあるかもしれないわよ」
アリアン 「……」
GM 「朝目が覚めたら、角の生えた大きな男が目の前にいて、やたら馴れ馴れしく優しい男が目の前にいるとか、そんな恐ろしい状況耐えられるの?」
デイヴィッド それ以外の私の説明なし!?(笑)
アリアン 確かにちょっと怖かった(笑)。
デイヴィッド ショボーン(笑)。
アリアン そしたら、黙りこくってしまいますが。
GM 「まあ、決めるのはアンタだから。私がどうこう言う事じゃないから、好きにして。ただ、いつまでも黙っていられるとは思わない事ね。面倒くさいならぶちまけちゃえばいいんじゃない?…まっ、そうなっても私は巻き込まないでね」
アリアン 「いつかは話します。訳がわからないままに、私があんな状態になったら、皆困るだろうし」
シーン5
GM さて、あとはいいかな?ラギスさんは治っちゃうよ。後は何かやる事がある人?
デイヴィッド 快気祝い!
GM それはやった(笑)。それはミュリエルが大いに盛り上がってやった。折り紙でこういうの作って…
アリアン 輪っかつくっちゃった?(笑)。
GM 『ラギス 怪奇祝い!』と怪奇現象的な快気祝いを(笑)。
デイヴィッド 「字ー違うよー!」
GM 「いいの!」(笑)。というようなことをやったよ。
ラギス ちょっとデイヴィッドと話をしたい。
デイヴィッド 個人面談きたー。
GM それじゃあ、ラギスさんのシーンで。
デイヴィッド 快気祝いの夜かな。
ラギス 温泉に連れて行って話そう。
デイヴィッド では、温泉に丸盆を持って(笑)。
ラギス まあ、入る前からでいいんだけど。魔印ってどこにあるんだっけ?
GM おそらく、胸かな。
ラギス 胸でいいのか。では、快気祝いが終わった後に、「久々だから、温泉に行かんか?」
デイヴィッド 「そうですね、いいですねー」
ラギス 「しばらく、ベッドに寝ていただけだからな」
デイヴィッド 「一応、体は拭いたりはしましたけど、まあいい機会ですからね。温泉でゆっくり汗でも流しましょうよ」
ラギス では温泉に行って脱衣所で、「まあ、浸かりながらも話はあるんだが…」と言って包帯を取る。
デイヴィッド 「なっ!そ、それは!」
GM 胸にしぇるふぇんとひらがなで(笑)。
ラギス ホントかよ!それは萎えるわ(笑)。
デイヴィッド それはラギスさんがこの身を儚んで死んでしまいそうだ(笑)。
GM まあ、あんまりメジャーではないんだけど、《花押》であることはわかるよ。
デイヴィッド 「…これは?」
ラギス 「これはシェルフェンの《花押》だ」
デイヴィッド 「あのオウガですか」
ラギス 「ああ」
デイヴィッド 「しかし、そんなものをつけるということは、今はもうオウガと呼ぶのもはばかられる」
ラギス 「そうだな。あれは魔神だ」
デイヴィッド 「私とアリアンさんが気絶していた時に、そんな事が起きていたのですね」
ラギス 「…あぁ。そして、問題はそれだけではなくてな」
デイヴィッド 「まだ、何かあるというのですか?」
ラギス 「俺の胸で今動いている心臓は、ロヴレンドのものだ」
デイヴィッド 「ガッ!バカな!それが本当であれば一大事ですぞ!」
ラギス 「分かっている。だが、この状況になってもこうして生きているのだ。まだやれることはあるだろう」
デイヴィッド 「なんといいましょうか、冷静に正直に私の感想を申しまして、今のラギスさんは、魔の眷属であり、悪しき竜の血ににその身を浸されているのですぞ」
ラギス 「ああ、そういうことになる。もう”ヒト”ではないということだ」
デイヴィッド 「それでもまだあなたは…」
ラギス 「今更ここで退いてどうなる」
デイヴィッド 「ですが、あなたがやろうとしていることは、ある意味で親にたてつくことですぞ。あの者と対峙した時に、急に体を操られるかもしれませんぞ」
ラギス 「そうだな」
デイヴィッド 「それでも、あなたにできる事があるというのですか?」
ラギス 「…では、どうしろと言うのだ。このままどこかに逃げて隠れて暮らせと?」
デイヴィッド 「私はそうするべきだと思います。少なくともあなたにはもうできないのです。あなただって奥さんや子供がいるでしょう?無碍に命を散らす事は無いと思いますよ。里に帰るというのも、選択肢の一つではないのですか?」
ラギス 「この身のまま帰るという訳にはいかない。もう戻る場などないのだ」
デイヴィッド 「そうですか。ですが、私にはもう何かができるかのようには思えませんぞ。あの者はそうやって、あなたが必死になっているところを嘲笑っているのではないですか?」
ラギス 「それならそれで構わん」
デイヴィッド 「これからすることは、ただ、あの者を喜ばせるだけの事しかないのかもしれませんよ?あの者が『はいそこまで』と言えば、終わってしまう命かもしれません」
ラギス 「だからといってこれまでの生き方を捨てて、どこかに行って暮らすなどという考えも浮かばんな。それなら何故、子供が生まれてすぐ旅にでたのか…」
デイヴィッド 「ラギスさんは、意外に頑固者ですね」
ラギス 「信念一つ持たずに、十年旅をすることはできん」
デイヴィッド 「…ようございます。ラギスさんがそこまでいうのであれば、私ももう少しお付き合いいたしましょう」
ラギス 「すまないな。だが、アリアンには言わないでくれ」
デイヴィッド 「そうですね。あんな事も起きてますからね、あまり心配はかけられません」
ラギス 「あの子の持っている力は、凄いものだが危険なものだ、使わせるわけにはいかない」
デイヴィッド デイヴィッドも詳しく知らないかな?
GM デイヴィッドは具体的なことはともかく、魔法的なものとか、フィニス的な知覚能力とかから、アリアンが結構やばい事やっているっていうのは分かってもいいかな。
ラギス 「アリアンが持っているのは、”消散の秘儀”という力だ」
デイヴィッド 「そんなにやばいものなのですか?確かに、そんなに軽そうなものには見えませんでしたが」
ラギス 「うむ」
デイヴィッド 「では、あれですか。この前の我々の事が分からなかったというのも…」
ラギス 「その力の代償だ」
デイヴィッド 「あの子も難儀な子ですね」
ラギス 「うむ。それなのに、俺の事を知ってしまったら、ますます気負ってしまうだろうからな」
デイヴィッド 「そうですね。あんな風にはもうなってほしくないものです。これから先、あれではすまない事も起きるんでしょう」
ラギス 「そうかも知れない。だが、俺がしなければならない戦いにおいては、アリアンの命を危険にさらす訳にはいかない。それは俺が旅にでた本分と反する事でもある」
デイヴィッド 「そうですね。分かりました。ラギスさんの事は言いません。ラギスさんのお気持ちもよーく解りました」
ラギス 「頼んだぞ」
デイヴィッド 「はい」
GM ではそんなところで。シーンカードの他にも、[運命の開拓]の鎖もあげようか。あってもよさげな話だったので。
アリアン [運命の開拓]って絶対正位置の鎖だよね?
デイヴィッド ああ、どっちだかわからないアクアが来た!(笑)