星降る夜の記憶 [展開ステージ・前半]
シーン6
GM ではそろそろ本編はいろうか。
ラギス もう、6枚鎖いったけど(笑)。
GM まだ始まってないのにー(笑)。がんばれ私。アリアンはやっておく事ある?
アリアン 私も決意表明しておかないと。
GM では、アリアンのシーンを。アングルスの正位置だって。
アリアン 私、今日正位置パーフェクトなんだけど。
GM 誰か、登場判定ファンブル振って(笑)。
デイヴィッド おそらくこれは死亡フラグだよ(笑)。
アリアン とりあえず、グリゼルダさんがラギスさんに話したというので、最低限ラギスさんには言っておかねばと。まだデイヴィッドには言ってないと思っているので、知らせずに済むのであれば、そうしたいと。
ラギス どうなるの?じゃあ、病床中?
アリアン ラギスさんが元気になってからにするよ。それまではおくびにも出さずに看病に励む。
GM さあ、ラギスさん。登場判定でファンブルを(笑)。
デイヴィッド 登場判定でいいのか?(笑)
GM ラギスさんはでないと困っちゃうからな。
アリアン ラギスさんはでてきていただないと話ができない。
デイヴィッド 私は登場判定を強いられている?
GM むしろでてこないで欲しいんじゃ?
アリアン いや、デイヴィッドはどっちでもいいかな。
デイヴィッド では神様の言うとおり、せっかくなので運に任せて一個振りで登場判定をします。(コロコロ)…うん18だ、神様は聞くなと言っております。
GM 20出してよー(笑)。
アリアン ではラギスさんを捜す。
GM 湯上り玉子肌なラギスさんが見つかるよ(笑)。
アリアン 「…えっと、逸る気持ちを抑えられず、次なる試練をとか思ってますか?」
ラギス 「そうだな」
アリアン 「グリゼルダさんから聞いたと思うんですけど、もう、危険な業を使うなとか言いたいんですよね?」
ラギス 「ああ」
アリアン 「でも、私もグリゼルダさんに聞いたんですが、私の業をつかわないと、シェルフェンを倒せないそうですよ」
GM ムカツク(笑)。
アリアン 「心配してくれるのはとても嬉しいんですが、私も代償を覚悟の上で、ラギスさんに協力したいんです。それに、ラギスさんの胸に風穴をあけたヒト…あのシェルフェンっていう魔神なんですよね」
ラギス 「ああ」
アリアン 「だったら、危険だからそんな力使うなだなんて言わないで…」
ラギス 「いや、駄目だ」
アリアン 「私の事です。私の責任で、自分で判断します!」
ラギス 「アリアンがその命を使ってしまっては、俺の旅の目的は果たせない。もちろん、シェルフェンと対峙して戦って倒す事も一つの目的ではあるが、俺の戦いは、次の世代に残す為の戦いだ。次の世界を担う”ヒト”が命を懸けるものであってはならない」
アリアン 「だったらそれは、私の戦いでもあるはずです。ただ、…ただ、口をあけてまってるだけなんてできない。それに、絶対に死ぬっていう訳でもないみたいだし。何が起こるのかは私にも、きっとグリゼルダさんにも精確にはわからない事です」
ラギス 「だが、今までその力を使った二回で、それがどれほど危険なのかは分かるだろう」
アリアン 「……わかりました。じゃあもう、使いません。でも、危険だから置いて行くとかそういうのはやめてください。”消散の秘儀”の力以外で、精一杯力になりたいんです。きっと、私がラギスさんとデイヴィッドさんと出会ったのは、ラギスさんを助けろっていう運命の導きだと思うし、それに私、ラギスさんを手伝いたいんです!役に立ちたいんです!…そばに、居たいんです」
ラギス 「…そうか。だがなぁ…」
アリアン 「一つぐらい譲ってください。全部否定しないでください」
ラギス 「だがな、護ってやる事もできないぐらい、強大な相手と戦うのだ」
アリアン 「なんだか、今日のラギスさんはいつものラギスさんよりも弱気ですね」
ラギス 「二度戦って、二回目はこの有様だ。さすがに自分の力量ぐらいはわきまえる」
アリアン 「なら余計です。手伝わせてください。一人じゃ勝てないんだったら、一緒に戦いましょう。私がラギスさんを護ります。ラギスさんが私を護ってくれたのとは別のやり方でね。想像つきませんか?」そして微笑んで、「魔法使いには魔法使いの戦い方があるんです。あのサルモン・フィーストさんに師事したそれなりの魔法使いなんですからね!…ん?そこそこ?それなりの?」(笑)。「まあ、大船に乗ったつもりで!」とラギスさんの背中をパーン!と叩く。
シーン7
GM さあ、皆鎖は何枚?
ラギス 7まーい!(笑)。
GM もういっぱいなんだけど(笑)。
デイヴィッド 私4枚。
GM あれ、ちょっとデイヴィッド。
デイヴィッド 今日はまだちょっと、アリアンとの会話をさけているので、互いにラギスさんとのシーンしかないから。こっちも超ラギスシフト(笑)。
アリアン 私もだ(笑)。
GM こっからやっと導入シーンだ(笑)。では、アリアンからいこうか。アリアンは寝ているところを起こされる。
アリアン 誰に?
GM かえるちゃんが起こしてくれるよ。
アリアン 私の意識ははっきりしてますか?
GM 若干漠然としているよ。「どうしました、アリアンさーん?」
アリアン 「フログデインさん?」
GM 「はい、フログデインです。何確認しちゃったりしてるんですか?こんなところで寝ていると風邪ひいちゃいますよ」
アリアン ガン見!
GM 本物に見えるね。「若い娘さんがお腹まるだしでこんなところ…、親御さんには顔向けできない所業ですよ」
アリアン 「ウソ!」起き上がる。ここはどこ?
GM よくはわからない。どこか山の中腹だ。
アリアン 「フログデインさん。生きてたんですか?」
GM 「…はっ?」
アリアン 「…あれ?ここはどこ?」
GM 「はっ?何言っちゃってるんですか?寝言は寝て言えっていうことわざをしらないんですか?」
アリアン 「それ、ことわざじゃないとおもうんですけど」(笑)
GM 「はいはい、そうですね。あなたのそんな天然ぷりがヒロインになれない理由だと思います」(笑)
デイヴィッド 言われてしまった!(笑)
アリアン 「だって、こんな摩訶不思議な状況にほうりこまれてるんですよ!」
GM フログデインさんは非常に不可解な表情をしているよ。「何言っちゃってるのこの娘」とかわいそうな目で見ているよ。「まあ、あなたがヒロインかどうかは私には関係ないので、先に帰りますよ。好きなだけお腹を出して、寝ていてください」(笑)
アリアン 「お腹なんかだしてないですし!」じゃあ、戻るっていうフログデインを目で追う。
GM じゃあ、村かな。見たことはない。
アリアン 「フログデインさん!ラギスさんとデイヴィッドさんは?」
GM 「さあ?里にいるんじゃないですか?」と言って行っちゃう。
アリアン あわててついて行きます。
シーン8
GM さて、次はデイヴィッド。君は気づくと…、君はお腹だして寝てなくていいよ(笑)。
デイヴィッド やったー!(笑)
GM デイヴィッドは気づくと、丘の上にいる。
デイヴィッド ああ、なんか子供達が杭の上に人間ぶっさしてぐるんぐるん回ってる!
GM その丘じゃないしそれ君の記憶じゃないから(笑)。
アリアン なんか違う電波受信した(笑)。
GM では、ここはどこ?とか違う記憶にさいなまされてぶるんぶるん頭を振っていると、「無事に入れたみたいね」と声が。
デイヴィッド 「はっ!その声は?」
GM 誰?
デイヴィッド グリゼルダ!
GM ご名答。「ラギス以外はどうなるかわからなかったけど、まあ結果オーライ?」
デイヴィッド 「解説希望!」
GM 「さあ、ここはどこでしょう?」
デイヴィッド 「それを踏まえて解説希望!」
GM 「チッチッチッポーン!」(笑)
デイヴィッド 「…丘ですね」憶えはないよね?
GM まあ憶えはない。「ここはかつての、リーゼンハイム。ほら」といって空を指を指す。空には星が瞬いている。
アリアン 今までに見たことのないぐらい星が。
GM うん。デイヴィッドにとって夜空といえば、真っ暗く、欠けた月しか浮かんでいないけど、今はちらほらと星が瞬いている。
デイヴィッド 「いやいやいやいや」
GM ではそんな風にデイヴィッドが星をみていると、星が砕けて落ちるよ。
デイヴィッド 「ドワーー!」
アリアン 凄いものみちゃった!歴史的瞬間だよ!
デイヴィッド 「エッエッエッ!これは一体!?」
GM 「まあ、昔の記憶よ」
デイヴィッド 「昔すぎませんか!」
GM 「リーゼンハイムといっても、これは本物のリーゼンハイムではなく、リーゼンギュルテル(巨人の力帯)の記憶みたいな」
デイヴィッド 「ほう?」
GM 「古い古いオウガの記憶みたいなもの?」
デイヴィッド 「だから、ラギスさん以外はどうかなということですか」
GM 「そうそう」
デイヴィッド 「しかし、いきなり何故?」
GM 「あら、憶えてない?」まあそこは、これからのシーンで時系列をもどして説明するのだけど(笑)。「ここでシェルフェンに何があったかわかるわよ。ここでラギスは試されることになるかもしれないけど…」
デイヴィッド 「ラギスさんは十分試されていると思うんですけど」
GM 「そうね。まあ、私ができるのはここまで。次会った時の私は、ただのリーゼンギュルテルの記憶でしかないからね。ここまでの詳しい事情は知らないはずよ」
デイヴィッド 「次に会うあなたは、私とは初対面なんですね?」
GM 「いや、その辺は大丈夫よ。うまく設定いじってるから」(笑)
デイヴィッド 「わかりました」
GM 「じゃあそういうわけだから。まあ、みんな頑張れ的な?」
デイヴィッド 「了解いたしました」
GM 「頑張らなくても事は進むけど、頑張ればよりいっそう何かが分かるから。多分、他の二人は全然よく分からないはずだからあとはよろしくね」
デイヴィッド 「まずは合流するところからですね」
シーン9
GM では、ラギスさんのシーン。全員登場してもいいけど。
デイヴィッド 私は出る。(コロコロ)出た。
アリアン 私は状況見てからでる。
GM さて、ラギスさんが十分元気になった四週間後くらいかな。君達三人はグリゼルダに集められる。「…まさかロヴレンドを倒せるなんて!」
ラギス 「…いや、…今更?」(笑)
アリアン 「今ですか!?」(笑)。
デイヴィッド 「…まるで意味が分かりません」(笑)
GM 「まあ、ロヴレンドを倒せるなんて思わなかったわ。まさかの展開ね」
ラギス 「確かに強敵ではあったが…」
デイヴィッド 「そうですね。確かに強敵ではありましたが、これから私達がやろうとしようとしている事に比べれば」
GM 「ラギスも動けるようになったことだし、さて、そろそろもう一つ必要なものを取りに行ってもらおうと思うんだけど」
ラギス 「それは一体なんだ?」
GM 「それは、リーゼンギュルテル」
アリアン 「ありますよ?」
ラギス 「どういう事だ?」
GM 「今のリーゼンギュルテルは完全な状態じゃないのよ」
デイヴィッド 「リーゼンギュルテルの真の姿を取り戻すべく!」
GM 「そうそう。リーゼンギュルテルの真の姿を解放するのだっていう厨二病的な話よ」(笑)
デイヴィッド 「厨二病はどうでもいいとおもいますが」(笑)
GM 「それは作った私がいうのだから間違いない」
ラギス 「では具体的にはどうすればいいのだ?」
GM 「要するに、ラギスがリーゼンギュルテルに認められれば、それで済む話なの」
デイヴィッド 「ほう。では今はリーゼンギュルテルはラギスさんを真の使い手だと認めてはいないと?」
GM 「う〜ん。ある意味認めているというかそんなところよ。ただ、まあね…。やる?それともやめておく?」
ラギス 「やらなければならない事なら、やるしかないであろう」
GM 「シェルフェンを倒すっていうならね。…ただ、こっちのほうがロヴレンド倒すよりも大変な目に遭うかもしれないわよ?」
ラギス 「そうか。だが、挑まない理由にはならん」
アリアン 「うんうん」
GM 「アンタ達も行く気?」
デイヴィッド 「行かないとでも?」
アリアン 「グリゼルダさんにしては珍しく愚問です」
GM 「知らないわよ?」
デイヴィッド 「我々とてこれがこなせないようではこっから先」
アリアン 「ラギスさんの役にたとうなんておこがましい」
GM なんかその芝居がかった感じが非常にムカツクんだけど(笑)。「いいの、こんなの連れて行って?」
ラギス 「内容が分からないと何とも言えんが」
GM 「いいか、面倒くさいし」(笑)
デイヴィッド 投げた(笑)。
GM 「言って置くけど、気を抜いたら帰ってこられないかもしれないから」
デイヴィッド 「どういう事ですか?」
GM 「リーゼンギュルテルに認めてもらいに、リーゼンギュルテルの中にいくのよ」
アリアン 「中に入る?」
GM 「とりあえず準備するから、適当に頑張って」
アリアン 「良くはわからないけど、気は抜かないようにします。ラギスさんのリーゼンギュルテルには意思が宿っていたんだ」
GM 「アリアンご名答。つまりそういう事よ」
デイヴィッド 「つまりはその意思に触れてみると」
GM 「そうそうそういう感じよ。さすがね、二人とも。ラギスも分かった?」と準備をはじめる
ラギス 「ふむ」
アリアン 「なるほど。だとしたら、私達は完全なるよそ者という訳なんですね」
デイヴィッド 「そういうことですね。逆にいうと、リーゼンギュルテルは私達を受け入れてくれますかね?」
GM では儀式は滞りなく進んでいくよ。
シーン10
GM さて、ラギスさんの導入っぽいもの。グリゼルダの儀式によって意識が失われる。ラギスさんは狭いのか広いのか良くわからないような暗い場所にいる。周囲に意識をむけると、青い炎がともって、その向こうから炎のようなオウガの女性が現れる。「はじめまして。今の世のオウガの騎士よ」
ラギス 「ここがリーゼンギュルテルの意思の中だというのか?」
GM 「ここはただの入り口のようなもの。これからあなたが目にすることは、全て真実です。それを目にして、あなたが何を思うか。それ次第で、あなたと我々の未来が決まるとだけ申しておきましょうか」
ラギス 「そうか」
GM 「まいりましょうか」
ラギス 「ああ」
シーン11
GM では次いくよ。これからのシステム的な話をしておく。君達は君達です。ただ、君達は登場人物の背景設定を全て分かっています。つまり、劇中の役者的な立場です。
デイヴィッド なんか、TRPGの中でゲームをやらされているような感じがする(笑)。
GM まあそんな感じかな。昔あった出来事の中で、君等はふさわしい位置に配置されているみたいな状態だ。君達自身の記憶も意識もちゃんとあるし、立ち位置もちゃんと把握しているから、好き勝手に行動してもらってかまわない。ただ、歴史的事実に反する行動はできない。シェルフェンを倒すとかそういうことはね。事実に反さない限りは、何を聞いてもかまわないよ。あと、全てのシーンは登場していなくても、見聞きできるものとして扱う。ただ、登場しない限り、積極的な干渉はできない。
アリアン テレビ見てるんだけど、中に登場できるみたいな。
GM そう、そういう状況なので、マスターシーンだから見ていないってことにはならない。時系列的にいうと、紀元前2000年ぐらい。大皆触があった時代から適当に設定しただけだけど。グリゼルダとフログデインの因縁を持っているデイヴィッドとアリアンは、純粋に二人の協力者的な立場。今現在、闇の眷属と、口と聞くもの達との戦いは激しさを増す一方という世界だ。ここはリーゼンハイムと呼ばれる場所で、オウガを主戦力とし、いろいろな種族が協力してやっている地域。そして、その武器防具などの物品供給にあたっているのが、グリゼルダとフログデイン、そして君達という状況。オウガだと向かないような魔法的な事柄なんかを扱うために、支援する役割かな。
アリアン まさに、後方支援。
GM そういう背景的な状況で、デイヴィッドやアリアンはグリゼルダやフログデインと親しくしている。
デイヴィッド だから、面識はあるけど、違う人なんだ。
アリアン つまり、さっき出てきたフログデインさんは今までのシナリオにでてきたフログデインさんのずっと昔の姿なんだね。
GM そうそう。そしてラギスさんは、賢者の下についている。オウガの里では、首長がいて、賢者がいるという体系だけど。それはこの時代からかわらず続いている。
GM ではまずはマスターシーン。リーゼンギュルテルの製作について、グリゼルダとフログデインが話し合っているところだ。出たかったら出てね。
アリアン (コロコロ)ピンで出た!
デイヴィッド 私は20・11なので出た。
アリアン 危なかったね。
ラギス …出れなかった。
デイヴィッド 17・17って(笑)。
GM アリアンとデイヴィッドは居るのね?ちなみに、役名はそのままアリアンとデイヴィッドでいいから。ラギスさんもね。その辺はご都合で。では、君達は新規武器防具開発会議みないなところに出席している。あーでもないこーでもないやって、それなりに形になって、リーゼンギュルテルと名付けましたという話になった。これは主にグリゼルダが主導になってやっている。
アリアン ほうほう
GM 「…まず、リーゼンギュルテルは魂の強さを測るの。だって、魂の強さがないとダメじゃね?的な」(笑)
アリアン そんな当時からダルそうなの(笑)。
GM いやいや、当時はきっと違う!もっとハツラツとした若々しい感じで。
アリアン きっとキャリアウーマン風だよ。「リーゼンギュルテルの機能としては!」とか。
GM ハイヒールでカツカツとかしちゃうわよ(笑)。「…そして、魂がある程度の水準をクリアしないと、何の効果も発揮しない」
デイヴィッド 「いわゆる、安全装置ですね?」
GM 「まあ、存在自体の力がなければ、ただの帯よね。逆に言うと、その魂の水準がそれを超えれば、肉体にフィードバックを発生させさせるという事。要するに魂が強ければ、それなりに助力を受けられる。ただ、肉体に負荷がかかるので、相応の体がないと使いこなせないということが起こるわけ」
デイヴィッド 「心身共に求められると」
GM 「そう、それだけのものだから、闇の眷属に奪われてもどうにかならないようにと。どうですか、デイヴィッドさん?」
デイヴィッド 「いいと思いますよ?それは心が強ければ強いほど、体へのフィードバックは大きくなるというもので?」
GM 「相当なものになると思いますよ。ただ、オウガは皆、力ばっかりですからね」
デイヴィッド 脳筋なんだ(笑)。
GM まあ、頭脳班からみたらそう思うだろうね。
デイヴィッド 「使いこなせますかね?」
GM 「使いこなせるかどうかは、私達の仕事ではないのです」
デイヴィッド 「しかし、使えないものを作ってしまっても」
GM 「そこは、大丈夫。使いこなせない人には何の効果も発揮しないだけだから」
アリアン 「どれくらいの人が使いこなせるんですかねぇ」
GM 「それなりの効果を発揮させることができるオウガもいるかもしれないけれど、使いこなせるのは、現在の首長一人だけね」
デイヴィッド 「それはよろしいのではないですか?それであれば、変な他の者に渡って、悪用されるような事もないでしょうし、非常に都合のいいものかと思います」
GM 「そう、特に闇の眷属への対策にもなるし」…というような、作戦会議があった。
シーン12
GM ではマスターシーン。数週間後くらい。完成したリーゼンギュルテルがグリゼルダの手から首長の手に引き渡される日。製作方のヒトや首長と賢者を集める。グリゼルダから受け取った首長は、「我々はドワーフとエルフの助力に応える義務がある。かならず闇の勢力に勝利することをここに誓おう!まずは、この地を荒らしている竜を滅ぼさん!」
デイヴィッド ワーーー!パチパチパチ!
GM そしてオウガの首長は、ドワーフとエルフの助力によって悪しき竜を滅ぼしたのでした…と続いていくわけだね。
シーン13
GM (シナリオを読んで)次のシーンはデイヴィッド。…なんでデイヴィッドなんだろう?デイヴィッドは首長と一緒に竜退治に赴く事になりました(笑)。
デイヴィッド 「バカなー!何故この私が!」(笑)
GM 私にも分からない(笑)。技術開発者の目からその成果を見届けておく必要があるとかいういことかな。
アリアン きっと火竜で、水魔法の使い手が欲しかったんだよ。
GM そういうことに当時の君はなったらしいよ。「お前いけよ」みたいな(笑)。
デイヴィッド 流されるままに、竜退治なんていっていいの?
GM 君はただ見届けるだけでいいよ。出たい人はでていいよ。
アリアン (コロコロ)出た。
GM 「じゃあ、アリアンさんもいってきてください」
ラギス 俺も出たな。
GM じゃあ、ラギスさんは賢者が見届けておいでといったということで。では、さっくりいこう。
デイヴィッド 竜退治は割愛!(笑)
GM まあ、半分は割愛だけど。到着して竜と対峙する。基礎知識としてこの竜も結構すごい竜だと知っている。リューゼンギュルテルの力、そしてそれだけでなく首長の自力もかなりのもので、竜を追い詰める。しかし、首長は反撃にあい、重症を負わされてしまう。それでも首長は屈することなく立ち上がろうとする。
ラギス 「おお、しっかりしてください!ここで負けるわけにはいきません」
GM そして君らの援護もあり、「ここで負けるわけにはいかん!」とリーゼンギュルテルと締めなおす。そうすると、リーゼンギュルテルから炎が生じて、それを身にまとって立ち上がる。
デイヴィッド 「おお!リーゼンギュルテルが燃えている!」
GM その炎は首長の魂の強さの表れだよ。
デイヴィッド 「首長の熱きハートが!」
GM そういうと途端に陳腐なものになるからさ(笑)。まあそういうことなんだけど。
アリアン 「あれが真の力!」
GM そして、それによって竜を焼き尽くし、勝利を収める。しかし、首長の炎は治まることがない。
アリアン 「デイヴィッドさん!火を消して!」
デイヴィッド 私、元力使えるの?
GM うん。どうやら君は使えるらしい。おめでとう、君は《元力:海》の使い手だ。この時代は普通にいるらしい(笑)。
デイヴィッド 良かった(笑)。「首長、しっかりしてください」バシャー!
GM では、デイヴィッドのおかげで炎は治まり首長は意識を失って倒れる。デイヴィッドも意識を失うね。
アリアン 「あれ、デイヴィッドさん、しっかりしてください!」
GM 炎を消すのにデイヴィッドにも相当負荷がかかったようだよ。いっておくけど、君達は役だけど、その役が死んだら、君達も死んじゃうからね。
デイヴィッド わかっています。
GM 首長はしばらくすれば、ちょっとした火傷程度なので、目を覚ますよ。デイヴィッドはしばらく目は覚まさないかな。
アリアン デイヴィッドさんを運ばなきゃ。
ラギス 首長は肩を貸せば大丈夫だから運ぼう。
GM こうして、エルフとドワーフの助力を得たオウガの王は悪しき竜を退治したのであった。
アリアン めでたしめでたし。